dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

春と幕開け

昨日は節分。

父と母は季節の行事をきっちり行う人なので、夜遅くに帰宅すると玄関先には撒かれた豆の姿があった。
夕飯は、数え年分の豆といつの頃からか習慣化した恵方巻きと小さな鰯。
でも苦くて鰯を丸ごと食べるのが苦手なのでひっそりと残していたら、今朝の食卓に置かれていた。

小さい頃から母から食べ物をきっちりと食べ切ることを教わって育った為に、今でも残すことや嫌いだから食べないという選択をする時、無意識で抵抗感がある。
だから、好き勝手なご飯ばかり食べていると何となく身体に良いことをしているような気持ちがする。

でも、今の私は歳を重ねて選べるようになった自由を喜んで楽しんでいる。
そして、どんな時も自分で自分の身体を心を大切にしていれば良いんだ、という尺度を手に入れた。

母の尺度もいつでも使えるところにあるけれど、今は私の尺度が真ん中にいる。

明日はどんな尺度に出会えるかな。