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dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

新たな知覚で世界に触れたら涙が出た

さまざまな学びや出会い、出来事に触れるたびに私がアップデートされる。
そう感じて生きているけど。
今日は新たな視点、今までにない角度から世界に触れた。

その新たな知覚で世界に触れて、こんなにも喜びに満ちた世界の扉を開けてしまった!もう見なかったことにはできない…どうしよう?という喜びと戸惑いが綯い交ぜになって涙が流れていた。

いつも、誰かからの影響ばかりを受けているような、私の世界の在り方は孤立しているような、誰かが誰かたる所以を邪魔することのないように、息を潜めて生きていたのかもしれない。

ただ(これは私にとっては絶望ではなく希望として)人は存在するだけで影響し合っているものなのだ。
自分がコントロールする(出来る)ことで、誰かたる所以を邪魔しないように出来ると思っていたことがすでに高慢な考え方なのかもしれない。
存在そのものが世界を構成する一つ。

チームラボの展示に触れて、すごく心が動いたことは、世界には多様で豊かな変容性がゴロゴロと溢れているということ。

花は咲いては散り、また時が満ちれば咲くのだろう。
関係性は変化し続け、意図とは違う変容に導く。
人は瞬間や二度とは来ない一瞬をめくり続けるように生きる。
(花と人、コントロールできないけれども共に生きる、そして永久にーTokyo)

人は、いま目の前に広がる世界を味わうことなく、やがて来るであろう未来ばかりを見る。
変化し続けるものに目を心を奪われる。
(生命は生命の力で生きている)

《私》がどんなスタンスで在るとしても、そのスタンスがあるからこそ生まれ出ずる変化や関係性があるということ。
そのスタンスですら、変化し続けて良いのだということ。

そして、世界に影響を与えることで新たな世界が広がり、誰かの影響があるからこそ自分ひとりでは知り得なかった、見ることの出来なかった世界が現れることを。
人の存在により変化し続ける連動性。
世界に現れて欲しいものに触れて世界を変容させる。
(世界はこんなにもやさしく、うつくしい/What a Loving,and Beautiful world)

その、圧倒的な空間に拡がる映像と音楽を前にして、自分の思考の癖を改めて見ることになった。
つい、見えないものに主軸を置いてしまい、見えること見えるものを軽んじてしまっていた自分に気がついて愕然とした。
見えるということは、それだけでも充分に素晴らしい。
万能の神ではないけれど。
そして、私は私が飛び立ちたいことを思い出して、泣いていた。
飛び立たないということは、私が私という魂を暗幕で覆い魂の輝きを隠すようなものだ。
大樹の枝から足を離すことだけを恐れているだけなのに。
飛び立って広がる世界の何かにぶつかって何かと繋がってカラスは花を咲かせる。
ぶつかり、繋がるほどに大輪の花を咲かせる。
(追われるカラス、追うカラスも追われるカラス、そして分割された視点 ーLight in Dark)

会期ギリギリでも、慌ただしくても、出会うことが出来て、幸せな幸福に満ちた時間だった。


2015年5月8日
日本科学未来館「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」