dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

大きな木の下で

大きな木は、ずっと、何を見て来たんだろう。
人々がそこに集い、手を触れる。
どんな風に感じているのだろう。
どんな世界を見ているのだろう。

仕事で熱海に行く機会が巡ってきた。
当初は予定には無かったけど何かの流れで縁が繋がったのだ。

一人でひそかに参拝しようとしていた来宮神社
前の日に急遽、同僚と参拝することに。

私の大好きなところに誰かと行くときはとても緊張する。
何故なら、やっぱり好きなところだし、好きになってもらえたら嬉しいし、良さが伝わったなら更に嬉しいから。
でも、そんな力みは小さい世界の話だなあ、と言う気持ちが樹木さんの下で自然と湧き上がってきた。

f:id:sucre-miel:20150516112222j:plain

そこに佇む樹木さんに委ねること。
同僚が来て感じたことを尊重すること。
自分の選択を信じること。
その後にやってくる何かをただ受け止めること。
やって来た何かを自分にとって好ましいか好ましくないかだけで裁かないこと。
いま、すぐに見える何かだけが全てではないのだから。

いつもなら行く?と誰かに声をかけなかったように思う。
声をかけれるようになったのは小さな変化。
それとも樹木さんが連れて来て欲しかったのかな。