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dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

なにしろ

考えるということが得意ではないのだ。

時折、私の中がブラックホールのように感じることがある。
とてつもなく大きいのに何もない。
ただただ黒くて、ぽかんと開いた穴があるだけ。

そして考えるということは、どのようなことなのだろうかと途方に暮れてしまうのだ。

では、この文章は何だろうか。
頭の中にはないけれど心にあるものを書いていることだけは確かだ。

こんなことを書こうと思案するよりも、兎に角、書き始めてみる。
すると不思議なほどに、するすると言葉がぽかりぽかりと浮かび上がり、あれよあれよと言う間に文章となる。

頭の中でこねくりまわしてええかっこしいなことを書こうとすると、全くもって言葉は浮かんでこないのに。

この全く考えられないということに実は少し怖さを感じている。
なんで、こんなに考えられないのだろう。

とかく不思議で脳が働いていないことに時折怖さも感じるが、今の所それで不都合は出ていない。
(強いて言うならば私の人生は考えによって動けないことだろうか)

海に出て波乗りが上手な子を見ては、なんであんな風に波に乗れないのだろうと、しょんぼりしては、波乗りする前の準備ばっかりしては海を眺めていたのだと思う。
私は波乗りは上手くなくても私が楽しく感じる方法で海に出ていけば良い。
誰のものでもない海を前にして誰ともなく海に出る許可を待っていた。

私が私に海に出ることを良しと受け入れていなかっただけだったんだ。