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dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

猪子さんは何を見てるんだろう

どんな風に世界を見ているんだろうね。
どんな風に世界が見えているんだろう。


チームラボの展示を見にお台場へ。
とにかく混んでいることを理解した上で行ったので、びっくりはしなかったけど炎天下の中でたくさんの人たちが列をなしていた。

元々、好きで展示を見に行ってたけど。
2015年に見に行った日本科学未来館での展示がすごーく良かった。



だから混んでると聞いても行かずにはいられなかった。
…で、体感して最初に感じたこと。
(何かが薄まる感じがあって、原文そのまま)

神社で神さまに会ったときみたい。

眩く鮮やかな色に溢れた光は教会のステンドグラスのよう。
光が差し込む。

たしかに人を少し狂わせる


やみは宇宙だ
宇宙たる闇があるから、
光の存在が見える
光たることができる

人が生まれる前にいたところに似ているのかもしれない。
だから赤ちゃんは泣いちゃうのかもね。
せっかく地球にきたのにって。

次の部屋は黄泉の国かな
水に泳ぐ
鯉は、魂

最初はそう思ったけど最後の展示まで見て感じたことは大いなる物語だった。

魂が宇宙から生まれて
(Wander through the Crystal Universe)
この世はうつつ
(人と共に踊る鯉よって描かれる水面のドローイング - Infinity)
そしてまた魂は宇宙に戻る
(Floating in the Falling Universe of Flowers)

形は違えど、すべては祝福されている

大いなる宇宙に抱かれる

言語化しにくい
けれど体感に残る
何かが腑に落ちるような
でも似て非なるもののような
不思議な体験だった

たしかに体感型ではあるものの主だった展示の全ては視覚効果によってもたらされている。
展示と展示の間には床の感触に違いが施されていて(柔らかかったり、人工芝な、感触があった)坂があったり、薄暗くなっていて視覚を使わないようにしてるところも面白かった。
(ちょいちょい短かったけど)

ちゃんと体感できなかくて残念だったけど「やわらかいブラックホール ーあなたの身体は空間であり、空間は他者の身体である」は、単純に揺れ続ける世界に自らの身体を運ぶだけでも楽しかった。
タイトルの通りで空間における他者との連動性を味わえるというのが興味深い。
(これ、もっと暗くて、もう少し大きい空間だったら完全にわたし好み。でも、もしかしたら連動性を、味わえる最大値だったのかな…。あと仕方がなきこととはゆえ、係員の人が進んでくれとめっちゃ急かすし混んでてねっころがれなくて作品を最大限に味わえなかった…泣!)

わたしが最初に黄泉の国と思い、その後この世を表していると感じた「人と共に踊る鯉よって描かれる水面のドローイング - Infinity」は水の触感、プールのような匂い、音、そして巨大な水面は揺れて触れて、たゆたう感覚と味覚以外の五感を使うものだった。

自然の中で味わう全体性の中にある個としての自分の小ささと、個として感じていることはあるのに大いなる全体性の中で同じタイミングで感嘆符を唱えていると個としての境目が不確かになるのは似ていることかのかもしれない。

(極私的視点ですが理系の人って本当はロマンチストで極まるとスピリチュアルなことに繋がってて親和性が高いと思う)

とにかく、非常に興味深い体験で
とても纏めにくい体験。
咀嚼能力が問われる感じ。
でも身体が伸びやかであれば、良いのかもね。
(ってか、結局そこに行き着くww)