dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

0010:大好物は御神木。

佐賀肥前国の神社旅ふたつめ

ひとつめ

九州地方ではかなりの確率で鳥居の近くに猿田彦大神がお祀りされている。
地方の特色が出ていて面白い。

前の日に睡眠時間が少なかったこともあり、着いた途端に強烈な眠気が襲ってきた笑。
もちろん抗うことなく着いた早々に神社の境内で一眠り。
(私個人のことで言うと強烈な眠気による境内で一眠りはよくあることなのだけど)

さて(ご神気ガッツリな)眠気が少し覚めて境内を散策。
最初にご挨拶したのはこちら。
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境内のすぐ横を流れる嘉瀬川の川縁にいらっしゃる大きな御神木。
樹齢1450年の大楠さん。

やあやあ、とご挨拶したら、しばらく傍でぼーっとほげーっといさせてもらう。
頭の表面を考え事とかがツルツル滑ってゆくのを流しつつ、ほげーっとし続ける。
イメージ的には、うぶーちゃんと御神木さんや近くの龍神さま方と会話しておいてもらう感じ。
(私個人は今のところ具体的に見えたり聞こえたりはしないので完全にイメージで妄想です笑)

ひとしきりほげーっとした後で、再び境内を散策。
すると何点か興味深いところがあった。

それは今回の佐賀肥前国での神社旅で参拝したほとんどの神社の境内に、ありとあらゆる小さい祠がたくさん祀られていた。
もちろん大なり小なり拝殿以外のところに祠が祀られているのは見たこともあるし、お参りもしたことあるし、知っているんだけど。
特徴的に感じたのは、その数。
小さな地域で大切にされているであろう神社にも、かなりの数が保存されていること。
再開発などの土地の変化によって、どうしても移動せざる得なかったりした祠を、周りの人々が大切に拝んでいた祠を壊すことなく全て近くの神社に集めて置いているのかもしれない。
もしかすると未だにそれぞれの祠にお参りする人たちもいるのかもしれない。

それって、すごく時の重なりも感じられるし、その神社が持つバックボーンが見えるようだな、と振り返ってふと思う。

佐賀に住まう人たちが大切にしているものの一端に触れさせてもらうことで、通りがかった私も、いろんなことを感じれた時間になりました。

みっつめに続く