0018:繭を纏う
うすうい、うすうい、繭のようなものを纏っている。
その繭を纏わなければ、自らの魂が傷付いてしまうような気がして。
そして、人によって、いろんな繭がある。
魂で生きることを守るために必要だと感じた何かを繭として纏っている。
でも、もう、いいのだと。
繭は優しく柔らかく暖かい。
でも世界から私の魂がぼんやりとしてしまう。
私が見ている世界すらぼんやりとしてしまう。
私は自らの魂をハッキリと輝かせて生きたい。
だから、もう、この繭を脱いで。
世界を鮮やかに見て。
世界に魂を光らせて。
自らの魂を表現する友を羨ましく思っていて。
私も何かを、表現する何かを持ちたいともがいている。
そのことを伝えた尊敬するその人から、私も既に表現していると。
感じたことを、何かを、身体に受け止めて、それをまた言葉で表現して伝えていると。
それは私と世界を繋げるというより、魂と魂を繋げるために翻訳しているような。
そんな風に表現しているのだと。