dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

この混沌とした日々を

いま、はやく抜け出したくて仕方がない日々を。
この、何処に向かっているのか知りたい日々を。
その、突き抜けた先にある未だ見たことのない景色を。

茫洋とした日々を、泳ぐのに疲れてしまった、と。
早く新しい場所に着きたい、と。


それら全てを、私は私のために書くこと。
それら全てが、私が私のためにできることなのかもしれない。

そんなことを帰り道で急に思ったのだ。
そんなことを思ったことなかったのに。


いつか、今いる場所が懐かしくて仕方がなくなるときまでの混沌とした日々を。
ただ誰のためでもなく、誰かに向けてでもなく。

いま、どうして抜け出したくて仕方がないと私は感じているの?
この、いまいる場所を私は何処だと思っているの?
その、辿り着きたいと望む突き抜けた先にどんな景色を見たいの?

何気なく選んだ【混沌】という言葉には【1:天地創造の神話において、天と地がまだ分かれず、まじり合っている状態のこと。カオス。2:入りまじって区別がつかず、はっきりしないさま。】という意味があるようだ。
2番の意味で選んだ言葉だった。

けれど、いまこそ私の世界をいざ創らん、としている私にとって、1番の意味として使おう、この言葉を。
私にとっての天地創造の日々を。