dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

続、踊る!アート展、雑記。

チームラボの展示について、ゆるゆるとりとめのない雑記を。

展示を見たとき、チームラボのようにテクノロジーの進化を活かす感覚は、すごく日本的(東洋的?)な感じがした。

何だか、そういう感性や感覚をハードとソフトと分けて生み出すのではく、見たい具現化したいものに合わせてカスタマイズしながら、ささやかな動きを重ねていって連続性の先にあるゆるやかな変化が積み重なり変容していくような形が、すごくらしいのかも。

西欧文明の視点では理解され難い日本的な視点が、テクノロジーという形態を利用することで、西欧文明の人々や表層的には失ってしまったように見える近代の日本の人々にも体感的に伝えることが出来る可能性を見たように思う。

4kの画質、全然必要と思っていなかったけど、あんな風に表現されるための進化に、とても希望を感じた。
(より本物に近い、っていう表現は全然売り文句じゃないと思う。本物を見たらいいじゃないか、と思ってしまう。)
あんな風に淡く水墨画のようで光り輝く豊かな眼差しで世界を現すために画質が進化するのなら、よく分かる。
(「まだ かみさまが いたるところにいたころのものがたり」)

作品(なんかもっと流動的な良い表現がないものか)の名前が、また、素敵なのだ。
私の琴線に響きまくり。
やっぱりバリバリ理系の人は超ロマンティック。
(文系のドロドロ、きついだろうな笑)
言の葉の使い方ひとつをとっても。


2015年5月8日
チームラボ「踊る!アート展と学ぶ!未来の遊園地」