dawn,light

「光といふことを」人めには/みえぬものから/かがやくは/こころの底の/光なりけり

初めての音

最初の一音を聞いただけで、これを求めていたのだと、ハッとすることがある。

それは意思や頭の判断を超えて、心が魂が一瞬にして奪われて全てが決まる永遠の瞬間。

ライブの一音目、一曲目、その息を吸う一呼吸目にも、その永遠の一瞬が宿っている。

そして、その永遠の一瞬に、それを込められているかどうかが(理路整然とした理由を超えているもの)鍵になる。

何故、心が奪われたのかを、後付で理由を探ることは出来るかもしれない。
でも、もう、認識した瞬間に決まってしまうこともある。

そんなときほど、誰かに説明するのは難しい。
でも理由を探すよりも、ただ聞いていたい、身体を委ねていたい。