ふと
立ち止まって感じる。
いつもの流れに乗ってしまうと、感じかけたことも流れていってしまうことがある。
今日たまに利用する駅から帰ろうとして、電車が遅延したときに、忘れていた用事を思い出したのだった。
そういうことを出来るときから少しづつ少しづつ。
シフォンを重ねるように薄くても透けていても、確実に着実に重ねていく。
淡く綺麗な色のシフォンを重ねていくことで、単色だけでは現されないような、言い切れない色なのに不思議と心惹かれる色になるように。
特効薬は求めない。続けていくことで重みも深みも増す。テレビで見たスポーツ選手が言っていた言葉。
そうだよね、私は私の世界をインスタントに作りたいわけではないんだ。