深夜だから
いいよね。
なんとなく。
心の内側に、ほわっと咲いた言葉を記しても。
ふと、考えた。
対岸の世界ばかりを見ているひとは、もしも対岸の世界が無くなったら、どうするのだろう。
どうしたいんだろう。
何をしたいんだろう。
対岸の世界を見なくても良いのに。
怖いものみたさ的な?
もしかすると。
対岸の世界は見ているひとたちによって生み出され続けていくのかもしれない。
自分を見ることよりも対岸の世界をみることの方が簡単だから、生み出し続けていたいのかもしれない。
鏡や、静かに水を湛えた水面のように、何かを通してだったり、揺れていないときになら自分を見ることもできる。
けれど、対岸の世界は、そんなことをしなくても見えるような気がするから。
私も含めて対岸を見ていたいのかもしれない。
たとえそれが受け入れがたいことであっても。
なんてね。